大型トレーラー運転手が教える牽引免許を早く取得して上手くけん引車を操縦するコツ！

けん引免許はどこで取ったらいいか、というところから、
運転免許試験場でのけん引免許の取得のコツ、
実際に路上でけん引車（トレーラー）を運転するコツまで、
自動車のけん引免許や大型トレーラーにまつわる話を
紹介しています。

自動車の運転が好きな方で「フルビット」と呼ぶ免許証を
所有することが楽しみで、原付から始まって、
普通免許、中型免許、大型免許、大型特殊、普通二種、
大型二種、けん引免許と、次々に取得し、
ついには実用上全く使う機会がないという「けん引二種」
や「大型特殊二種」まで取得してしまい、
全車種免許制覇してしまう免許オタクな人もいます。

トラック運転手をしていて仕事上、
大型トレーラーに乗る必要がある方で、
大型免許しか持っていない人は、
必要にかられて「けん引免許」を取らなければ
ならなくなることもあるでしょう。

けん引免許は、車両総重量が７５０ｋｇを超える車
（重被けん引車）を牽引するために必要な免許です。
よく勘違いされますが、故障車をクレーンやロープで
けん引する場合は必要ありません。
そして、けん引免許はけん引するための免許なので、
運転する車の大きさは関係がなく、
「普通けん引免許」とか「大型けん引免許」というものは
ありません。
ただし、営業として客を乗せて走るための二種免許である
「けん引二種」はあります。

けん引免許を取るためには、
基本的には運転免許試験場で直接受ける「一発試験」
「飛び込み試験」のですが、他には指定自動車教習所や
合宿免許などでの取得方法があります。

けん引免許と聞くと、何やらトレーラーの操縦は難しそうだ、
と思われます。
しかし、あるコツさえつかめば、
方向変換やバックも簡単にできるようになり、
結果的に教習所での練習費用を抑えることができるので、
短期間で安くけん引免許が取得できます。

また、けん引免許を取得後、
牽引できるトレーラーにもいろいろな用途のものがあります。
けん引免許は、運送会社で大型トレーラーを運転する以外に
使い道がないわけではありません。
個人で所有できるトレーラーとしては、自転車トレーラー、
ボートトレーラー、トレーラーハウス、キャンピングトレーラー
（キャンピングカートレーラー）などがあります。
実際にトレーラーを路上運転する際にも、
自動車学校では学べない車庫入れや右左折などの
トレーラーの取り回しのコツがあります。
また、トレーラーを運転するからには、
運転時に横転の原因となるトレーラーに特有の挙動や現象、
ジャックナイフ（トラクターロック）、
プラウアウト（トラクターフロントロック）、
トレーラースイング（トレーラーロック）、
スネーキングなども知っておいた方がいいでしょう。

自分のトレーラーを買った人、運送会社のトレーラー運転手も
意外とトレーラーの構造や取り扱いを知らずに運転して
いたりします。
トレーラーの基礎知識は知っておくべきです。
セミトレーラー、フルトレーラー、第五輪荷重、カプラー、
キングピンなどの連結器のことや、トレーラーに特有の構造
などに関する基礎知識、トレーラー関係の運送業界の実情など
も紹介しています。