大型トレーラー運転手が教える牽引免許を早く取得して上手くけん引車を操縦するコツ>けん引免許を取るには深視力が良くないとダメ！

トレーラーを運転するには深視力が必要です。
自家用車で水上バイクのトレーラーを引っ張る分には
連結全長が短いので、さほど問題ではありませんが、
キャンピングカー以上になると、運転する車両を含め、
けん引されるトレーラーの最後尾までの距離は１０ｍ以上にも
なり長いです。
仕事で大型トレーラーを運転する場合は、
連結全長が１８ｍくらいありますから、
最後尾の位置の感覚をつかめないと非常に危険です。
トレーラのタイヤを縁石に乗り上げたり、最悪の場合
オートバイや人を巻き込むかもしれません。

深視力というのは立体視のことですが、
大型自動車免許や二種免許、そして、けん引免許の取得又は
更新の際には、通常の視力検査（遠見視力）以外に
深視力検査が行われます。
深視力の検査はどのように行われるかといいますと、
三桿(サンカン)法の奥行知覚検査器というもので、
3本の棒のうち、両端の2本が固定され、
その間の1本が前後に移動します。
そして、3本が並んだと感じたときにボタンを押し、
そのズレを測定するんです。
合格の基準は、3回検査した平均誤差が2センチ以下です。
つまり３回の試験のズレの合計が６センチ未満で合格になります。
けっこう深視力検査が苦手で検査に引っかかる人いますよね。
勘でボタンを押してみたりする人もいるようですが、
意外と難しいようです。

ちなみに深視力の矯正は眼鏡では可能ですが、
コンタクトでは不可能だそうです。
となると、視力がよくても深視力が良くないと、
免許証には「眼鏡等」の条件が付いちゃいますね。
深視力改善のトレーニングとしては
「融像性内寄せトレーニング」と「眼球運動トレーニング」
というトレーニング法があるようですので試してみては
いかがでしょう。