大型トレーラー運転手が教える牽引免許を早く取得して上手くけん引車を操縦するコツ>高速道路と自動車専用道路では異なるトレーラー通行帯標識！

トレーラーは高速自動車国道では左側を走らないと違反になります。
トレーラーには通行帯指定があるのは、けん引免許を取得した人なら
ご存知かと思います。（というか、運転免許試験を受けた人は、
皆知っていないといけないですね。）
ところで、　トレーラー通行帯の標識は、
高速自動車国道と自動車専用道路とでは見られる標識が違うのは
わかっていますか？
これも意外とトレーラー運転手は知らないかもしれません。

　１９９７年（平成９年）の道交法改正で、
トレーラーは高速自動車国道の本線車道では、
基本的に第一通行帯（通常、一番左の車線）を走行しなければ
ならなくなりました。
したがって、基本的に高速道路の通常区間では標識はありません。
ただし、標識や表示によって通行区分が指定されているときは、
それに従わなければならなりません。
ですから、高速道路では、例外として標識を表示します。
高速道路の標識のデザインは、
第一通行帯以外の通行帯が描かれています。
これに対して、自動車専用道路では、
トレーラーはどの通行帯を走ってもよいので
標識や表示があるところに限って、指定された走行車線を
走らなければならないということになります。

ですので、トレーラー通行帯の標識は
高速自動車国道と自動車専用道路で異なる通行帯のデザインに
なっているのです。
高速道路で第一通行帯を走らないといけないことはわかっていても
この標識の違いを知っているトレーラー運転手は
一体、どのくらいいるのでしょうね。