大型トレーラー運転手が教える牽引免許を早く取得して上手くけん引車を操縦するコツ>日本にもトリプルストレーラーが走っていた！？宇部興産専用道路とは

日本にもロードトレイン（Road train）とまではいかないが、
トリプルスという３重連トレーラーが走っていたそうです。
ただし、走っていたのは一般道ではなく、私道です。

宇部興産専用道路という、山口県の港湾工業都市・宇部と
内陸都市・美祢の間約30kmを結ぶ日本最長の私道だそうです。
宇部興産専用道路は私道なので、多くの自動車関連法規が
適用外となって、日本では簡単にお目にかかれない
ダブルストレーラがバンバン走っているそうです。
全長は３０ｍもあります。
残念ながら３連のトリプルストレーラは一時期走っていたものの、
現在では見られません。
トラクタ1両で牽引力が確保出来ず、トレーラーの1両目と2両目
の間のドーリーに補助エンジンが装備されるという特殊な仕様に
なっていたようです。
このような特殊仕様では運用効率が思わしくないという理由で、
トリプルストレーラーは1代限りで、
1999年に姿を消したようです。

ちなみに、宇部興産専用道路は正式名称を「宇部・美祢高速道路」
といい、宇部興産という会社によって開通されました。
美祢から宇部への石灰石の運搬が主な目的で、
それ以前は主に国鉄の貨物列車で運搬していたのですが、
国鉄の度重なるストライキにより安定した輸送が行えず、
輸送手段を確保する必要に迫られて作られた道路だそうです。